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抗 菌 試 験 報 告 書
 
実施例 1
試験菌名 培地の希釈倍率 スプレーの回数 塗布量 測定 生菌数(個ml)
大腸菌 500 1 0.108 接種24時間後 8.8x106
1 0.103 接種24時間後 2.5x107
2 0.108 接種24時間後 2.0x104
3 0.300 接種24時間後 5.8x104
4 0.322 接種24時間後 2.2x104
5 0.453 接種24時間後 9.4x103

0 . 接種直後 6.0x105
0 . 接種24時間後 3.8x107
実施例 1: 試験方法
スポンジ(40x30x5mm、0.4g)から約30cm離し、水で5倍に希釈した試験溶液をスプレーした。スプレー前後のスポンジの重量を測定し、その差を付着量とした。室温で乾燥後微生物試験に供した。肉エキス・ペプトン培地(0.5%肉エキス・1%ペプトン)を0.4%食塩を含む殺菌水で500倍に希釈した。そこへ普通ブイヨンで培養した大腸菌(Escherichia coli IFO3301)を懸濁した。その菌懸濁液(0.2ml)を要領50mlのガラス容器に入れたスポンジに接種した。
容器を30℃の暗室内に置き、接種直後及び24時間後に容器に10mlの生理食塩水を加え、よく攪拌し、その食塩水中の生菌数を測定した。
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実施例 2
試験菌名 培地の希釈倍率 スプレーの回数 塗布量 部位 測定 生菌数(個ml)
大腸菌 50 4 1.14 接種24時間後 検出されず
接種24時間後 1.5x107
6 1.75 接種24時間後 検出されず
接種24時間後 9.9x106

0 . . 接種直後 5.5x105
接種24時間後 5.0x107
実施例 2: 試験方法
スポンジ(75x75x30mm、9g)から約30cm離し、水で5倍に希釈した試料溶液をスポンジの表面にスプレーした。スプレー前後のスポンジの重量を測定し、その差を付着量とした。室温で乾燥後、スポンジの表面及び裏面を5mmの厚さになるよう切り取り、その中心部(0.4g)を微生物試験に供した。肉エキス・ペプトン培地(0.5%肉エキス・1%ペプトン)を0.4%食塩を含む殺菌水で50倍に希釈した。そこへ普通ブイヨンで培養した大腸菌(Escherichia coli IFO3301)を懸濁した。その菌懸濁液(0.2ml)を容量50mのガラス容器に入れたスポンジに接種した。容器を30℃の暗室内に置き、接種直後及び24時間後に容器に10mlの生理食塩水を加え、よく攪拌し、その食塩水中の生菌数を測定した。
実例 1、2: 試験のまとめ  温度30℃  湿度65%  暗室内  摂取24時間後
試験菌名 塗布量 生菌数 減菌率
大腸菌   0cc/u 3.8x107   0.00%
 10cc/u 8.8x106  76.00%
 20cc/u 2.0x104  99.95%
 50cc/u 9.4x103  99.99%
100cc/u 検出できず 100.00%
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実施例 3
試験菌名 培地の希釈倍率 スプレーの回数 測定 生菌数(個ml)
大腸菌 50 5 接種24時間後 3.5x105

0 接種直後 4.9x105
接種24時間後 1.4x108
黄色ブドウ球菌 50 5 接種24時間後 5.0x102

0 接種直後 2.7x105
接種24時間後 1.4x107
大腸菌O157 50 5 接種24時間後 7.5x104

0 接種直後 2.2x105
接種24時間後 1.3x108
メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌
(MRSA)
50 5 接種24時間後 3.0x104

0 接種直後 2.5x105
接種24時間後 3.1x107
サルモネラ菌 50 5 接種24時間後 3.0x102

0 接種直後 3.6x105
接種24時間後 7.7x107
実施例 3:試験方法
スポンジ(40x30x5mm、0.4g)から約30cm離し、水で5倍に希釈した試料溶液を5回スプレーした。室温で乾燥後微生物試験に供した。
肉エキス・ペプトン培地(0.5%肉エキス・1%ペプトン)を0.4%食塩を含む殺菌水で50倍に希釈した。そこへ普通ブイヨンで培養した大腸菌(Escherichia coli IFO3301)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus FDA209PIFOi2732)、大腸菌O157(Escherichia coli SEROTY PEO157:H7 ATCC43888)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin Resistance Staohylococcus Aureus(MRSA)IDD1677),サルモネラ菌(Salmonella enteritidis 1FO3313)を懸濁した。その菌懸濁液(0.2ml)を容量50mlのガラス容器に入れたスポンジに接種した。容器を30℃の暗室内に置き、接種直後及び24時間後に容器に10mlの生理食塩水を加え、よく攪拌し、その食塩水中の生菌数を測定した。
実施例 3 : 試験のまとめ  温度30℃  湿度65%  暗室内  摂取24時間後
試験菌名 ブランク 塗布量 残菌数
大腸菌 1.4x108 50cc/u 3.5x105
黄色ブドウ球菌 1.7x107 50cc/u 5.0x102
大腸菌 O-157 1.3x108 50cc/u 7.5x104
メチシリン耐性ブドウ球菌 3.1x107 50cc/u 3.0x104
サルモネラ菌 7.7x107 50cc/u 3.0x102
.
実施例1,2,3とも生菌数の測定は衛生試験法・注解(1990)微生物試験法(3)菌数測定(1)混釈平板培養法(p.148)によって行った。ただし微生物の培養には普通寒天培地を用いた。
*生菌数はスポンジに吸収させた試料+接種した菌懸濁液中の個数に換算した。
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抗 菌 試 験
温度30℃  湿度65%  暗室内  摂取24時間後
塗布量 残菌数 減菌率
大腸菌   0cc/u 3.8x107   0.00%
大腸菌  10cc/u 8.8x106  76.00%
大腸菌  20cc/u 2.0x104  99.95%
大腸菌  50cc/u 9.4x105  99.99%
大腸菌 100cc/u 検出できず 100.00%
. ブランク 塗布量 残菌数
黄色ブドウ球菌 1.4x107 50cc/u 5.0x102
大腸菌 O-157 1.3x108 50cc/u 7.5x104
メチシリン耐性ブドウ球菌 3.1x107 50cc/u 3.0x104
サルモネラ菌 7.7x107 50cc/u 3.0x102
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消 臭 試 験
温度20℃  湿度65%  室内光  ホルムアルデヒド
. 塗布量 初期濃度 2時間後 分解率
ウレタンホーム 20cc/u 113ppm 29.0ppm 74%
綿生地 20cc/u  15ppm  1.6ppm 89%
ポリエステル 20cc/u  15ppm  8.0ppm 46%
アクリル 20cc/u  15ppm  8.5ppm 43%
ポリウレタン製シート 20cc/u  15ppm  8.4ppm 44%
合板・ボード 20cc/u  15ppm  8.4ppm 44%
塩ビ 含 壁紙 20cc/u  15ppm  8.0ppm 46%
1平米当たりの分解消臭能力
財団法人日本紡績検査協会                  330ppm/2時間
一平米あたりの分解消臭能力のグラフ
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